米国は編み物天国だった
米国は編みもの天国
布地やお裁縫関係の細々としたものは日本と比べてやや安い程度なのですが、毛糸は段違いに安いです。日本より寒い地域が多いからなのかしらん。米国のハンドクラフトと言えばキルト!と思っていましたが、どうも編みもののほうがポピュラーな印象です。
編んだものを寄付するのも盛んなようで、
手作り支援サイトが寄付先リンク集を提供していたり、
Giving Back: Ways to Knit and Crochet for Charity
米軍兵士向けに帽子やスカーフを寄付するプロジェクトもあったりします。
Scarf, Hat, Cool-Tie Project Details: Materials, Size, Patterns | Operation Gratitude Blog
私たちの住むアパートにも編みものクラブがあって、近くのがんセンターの子どもに寄付する帽子やブランケットを作っています。
毛糸もボリューム勝負
何かとボリュームで勝負する米国ですが、毛糸もボリュームで攻めてきます。
日本だと、洗濯不可な細めの糸が主流で、毛糸ひと玉で50−100m、300−600円くらいのが多いかと思います。
こちらでは、日本の極太相当の太い糸・洗濯可能がほとんどで、ひと玉200-300m、4−6ドルがふつう。セールで半値近くまで安くなっていることもしばしばです。
太い糸かつ長いので、毛糸ひと玉が巨大です。こんなかんじ↓
これがお値ごろ毛糸の中ではポピュラーな、RedHeart社のSuperSaverシリーズです。
333m、4ドルくらいで、とにかくデカいです。 日本でよくある毛糸玉の4個分くらい。
別のメーカーからはさらに巨大な1ポンド巻も出ていて、1ポンド826ヤード= 454g、755m! 2Lペットボトルより大きいんじゃないかしらん。
量で勝負の安い毛糸なので手触りはややガサガサですが、小物を作る分には問題なし。
もう少し手触りのいいものにグレードアップしても234mで5ドルくらいなので、日本の半額くらいです。
小売店では、メーカー数社からそれぞれ数銘柄を選んでドーンと多色展開で並べるという売りかたをしていて、巨大な毛糸玉が120色展開で店内に山積みになっている様子は壮観です。天井まで積まれてて、脚立が近くにおいてあったりします。(← 地震の心配がない国ならではのディスプレイだな、とちょっとうらやましい)
毛糸専門店では手触りが良くて繊細な色で高いのも売ってますが、ふつうの総合手芸店で売られているのは上記のようなのが主流みたいです。セーターやブランケットなどの大物を作る方にはうれしいですね。
編み棒or編み針とハサミ程度で気軽に始められるので、編みもの未体験の方も米国に来たら編みものにトライされてはいかがでしょう。