医者が米国で妊婦になった【2】初回妊婦健診の予約の巻
家庭用の妊反キット陽性を確認→次のステップは病院の予約!
日本だとみなさん何週くらいで受診されるのでしょうか、胎児心拍が確認できる可能性が低い週数でも待ちきれずにとりあえず受診しちゃいそうな気がします(自分なら、さすがに3週では行かなくても5週くらいで受診してしまいそう…医者のくせに笑)。
米国では、8週まで初回妊婦健診の予約を受けない病院が多いそうです。5週・6週で胎児心拍が確認できなくて再診になると、手間暇とカネがかかるからでしょうか*1。生理予定日を過ぎてからだいたい4週間、もうつわりも始まっている頃です。経産婦さんはともかく、初産婦さんは不安だろうなぁ(もちろん、わたしも不安w)。
私たちの住んでいるところでは、産科のある大きな病院は1箇所。産科を標榜するクリニックもあったけれど、緊急時に即座に帝王切開できないところはとても不安でかかれません。妊娠出産は安全第一。というわけで、病院選びは一瞬で終了しました。
いざ電話ッ
ネットでみたところ、新患の予約受付は電話のみでした。英語の電話は苦手なので、手元にメモを用意して、保険の書類を出して、エアコンもテレビも消して雑音が入らないようにして、いざプルプルプル。つながった! 無駄に心拍数が上がります。何度かけても電話は緊張します。
初回妊婦健診の予約をしたい旨を伝えると、
氏名・生年月日・住所・電話番号を聞かれ(これは日本でも同じ)、
既婚か未婚か聞かれ(未婚ならソーシャルワーカーに紹介されるのでしょうか)、
社会保障番号を聞かれ(まだもらってないのでナシと答えて)、
保険会社の名前とタイプと保険会社のIDを聞かれ(このへんはアメリカって感じ)、
保険会社に照会しているのかしばし保留タイム*2があり、
最終月経開始日を聞かれ、
何月何日の何時にドクター◯◯でどお?と打診されてOKと答え、
じゃあパケットを送るからね、なにか疑問があれば電話してね、と言われ、
ドキドキの予約電話はごくあっさりと事務的に終了したのでした。
そして待つ。待つ。待つ。
数日後に届いたパケットは「おめでとうございます!」的なカラーパンフレットが入っているのかと思いきや、コピーを繰り返して印刷がガサガサになった問診票と、個人情報関係の同意書がペロンと入っているだけでした。
妊反陽性から受診まで1ヶ月以上あったので、正常妊娠なのか気をもみながら延々と待つことになりました。
医者になってからは何かあれば自分の勤務先を受診していたので、普段から知ってて性格も腕も分かっている医師にばかり診てもらっていました。知り合いじゃない医師にかかること自体がすごく久しぶり。ドキドキです。
おまけに方向オンチなので、院内の行くべき場所にたどりつけるかどうかが最初の関門(;・∀・) 病院ってどこに何があるか分かりにくいですよねー。
※なお、このシリーズ記事は妊娠初期に書きためたものを中期になってからアップしています。