イースターで巨大ハムを食すの巻
イースターと過ぎ越しの祭
街中にウサギと卵があふれてるなーと思ったら、今週末はイースターのようです。
ユダヤ教の過ぎ越しの祭(Passover)も今週末のようで、スーパーの入り口は左手にkosher food(ユダヤ教の戒律に従った食材)、右手に巨大ハムの棚、とにぎやかでした。
我が家はキリスト教徒でもユダヤ教徒でもないのですが、せっかく異文化圏にいるのだから食べものだけでもそれっぽいものを食べてみよう、ということで合意しました。
過ぎ越しの祭の象徴的なパン「マッツァー」
知り合いのユダヤ教徒のおばあちゃんたちに聞いてみたところ、過ぎ越しの祭を象徴する食べものは発酵させないパン「マッツァー(matzo, matzah)」だそうです。
旧約聖書の出エジプト記のくだりが起源で、あわててエジプトを出ていくときにパンを発酵させる時間がなかったとのこと。作りかたについて細かな規定もあります→
でも、「段ボール食べてるみたいな感じね」「便秘するか下痢するか、今年はどっちかな」「あれ食べたあとは胃腸薬が手放せないのよ」とみなさんケチョンケチョンに言うので、異教徒がわざわざ食べることもあるまいと思い、「ミニ過ぎ越しの祭」は開催しないことにしました(;・∀・)
イースターは動物性食品と絵付き卵
一方、キリスト教では、イースターに動物性食品が解禁になるのと、卵が死と復活の象徴だという理由で、このふたつが主なごちそうになるようです。
理由はわかりませんでしたが、動物性食品の中でも大きなハムを食べる家庭が多いそう。
(写真はWikipediaより拝借)
スーパーにはこんなハム↑がゴロゴロ売られていましたが、
2人世帯で消費するのはちょっと厳しいので、代わりにこんなのを買いました↓
豚のふとももをズバンと切ったと思われます。大腿骨も入ってます(;・∀・)
あんまり大きかったので、比較にバナナを乗せてみました。
厚みも堂々の1.5cmで、ずっしり重たいです。
サンドイッチにはさんだり、お中元でいただいたりするものとは格が違うぜ!と全身で主張している感じ。ザ・ごちそう。
フライパンに入れても、存在感ありまくり。ギッチギチです。
隣で売られていたパイナップルや、冷蔵庫の残り野菜もいっしょに炒めようと思ったけど断念して、別々で火を通すことにしました。
で、じゃーん。
大皿からはみでそうな勢いです。
切り分けつつ、ふたりでおいしくいただきました。
イースターエッグ的なものは、4月のドア飾りにしました↓