謎食材トライの巻 その4 「タイのおだし」で煮物にチャレンジ ★★★★☆
謎食材にチャレンジする習性のある夫たたが今回発見したのは、”Thai Culinary Stock”の紙パック。
「ねーねー、これ買ってみよう、なんかおいしそうじゃない? (・∀・)」だそうです。
そもそもStockとは何ぞや
なになにstock、なになにbrothというのは日本のだし汁に相当するもので、ビーフ、チキンが主流で、シーフードやベジタブルも売ってます。缶入り、紙パック入りがあって、各メーカーがいろんな種類を出しています。
かつお節やしいたけから手軽にとれる和のだしと違って、鶏ガラや牛骨から作る洋のだしは手間ひまがかかるので、既成品が出回っているということでしょうか。和のだしと同じく、スープや煮込み料理のベースとして使うようです。
stockとbrothの違いは本来はいろいろあるようなのですが、今では混同されて結局ほぼ同じ意味で使われているそうです。
What's the Difference Between Stock and Broth? — Word of Mouth | The Kitchn
成分表示と原材料から味を想像する
さて、この”Thai Culinary Stock”、なんとなく味の想像がつくようなつかないような。
タイ料理って言ってもいろんな味つけがあるから、予想外の味の可能性もあります。
そんなとき参考になるのが、裏の成分表示。
serving size = 1人前の量
servings per container = 1パックに何人前はいっているか
sodium = ナトリウム量(ナトリウム量× 2.5 ÷ 1000 =食塩換算量)
なので、約1Lで塩4.7g相当。
味噌汁やコンソメスープがだいたい1Lで塩7gなので、まあまあ薄塩と言えそうです。
糖分は約8g/Lなので、甘みはほとんどなし。
このテクニックはおすすめで、缶詰スープの塩分を比べたり、ヨーグルトの糖分を比べたりして自分の好みの味のブランドを探すのに役立ちます。
で、原材料をみると、白ワイン、香味野菜、辛いの、酸っぱいの、スパイス、ふむふむ。
肉や魚介類のエキスは入ってない。おそらく、トムヤムクンみたいな酸っぱ辛くてうまい何かであろう、と言えそうです。
いざ開封→ む?
味の予想がついて安心して買って、帰宅。
開封してなめてみると、む? おいしいけど、思ってたより味がうすい。
このまま浮き身をを足してスープにするならいいけど、煮込み料理に使ったら味が足りない気がするなぁ。まあ、いいか。
野菜とお肉を次々入れて、煮込んで、火が通ったところで味見。やっぱり、うすい。
結局、唐辛子やライムジュースを足して、タイっぽい煮込み料理の完成。
おいしかったけど、最後に味の再調整が要るのがいまいちでした。
濃縮スープか、いっそ顆粒のほうが使いやすいと思います。
米国人はstockをどう使いこなしているのかしらん。